2026年3月5日、JR東日本は、東京駅新幹線改札内の1人乗りエスカレーター4台に「エスカレーター滞留停止システム」を導入した。同システムは、降り口付近の滞留を3Dセンサーで検知し、注意喚起後にエスカレーターを非常停止させることで群衆事故を防ぐ仕組みだ。
下りエスカレーターの先頭が転倒したら、自動停止して安全を確保するシステム
JR東日本グループは、エスカレーターでの群衆事故を防止するため、下りエスカレーターの降り口付近における人の滞留を検知し、自動でエスカレーターを停止させる「エスカレーター滞留停止システム」を検証してきた。
群衆事故:限られたスペースに許容量を超える人員数が滞留することで発生する雑踏事故。外傷性窒息死、いわゆる圧死することもある

滞留による群衆事故発生の流れ。
ひとり乗りエスカレーターの降り口付近で転倒が発生した場合、非常停止ボタンを押さなければ後続の利用者が押し寄せ、二次災害が発生する可能性がある。この状況を防ぐため、3Dセンサーによる自動検知機能を搭載したエスカレーター滞留停止システムが開発された。同システムは、センサーがエスカレーター降り口付近で人の滞留を検知すると、音声と光で後続者に注意喚起を行い、その後エスカレーターを速やかに自動停止させることで群衆事故を防げるという。

自動停止システムのイメージ。
JR東日本は、開発環境および現地においてシステムの動作検証が完了したため、正式に導入することを決定。2026年3月5日から、東京駅新幹線南乗換口にあるひとり乗りエスカレーター4台で稼働することになったほか、今回導入された場所以外にもリスクの高い地点への導入を検討していく方針だ。

