電動化が困難な航空機向けに廃食用油リサイクル燃料を提供
持続可能な航空燃料(SAF)は、廃食用油やバイオマス資源などを原料に製造される航空燃料で、原油を精製してつくられる従来の航空燃料と比べて、CO2排出量を大幅に削減可能だ。
現状では世界のジェット燃料生産量のうちわずか0.3%(2024年、IATA推計値)にとどまっているが、日本政府は2030年時点のSAF使用量として、「本邦エアラインによる燃料使用量の10%をSAFに置き換える」との目標を設定しており、今後の需要拡大が見込まれている。
ピエトロは、未来へのビジョン「PIETRO VISION」の中で、「地球の健康に貢献」という目標を掲げ、 さまざまな取り組みを行っている。その一環として今回、廃棄物管理で連携を続けてきたイーコスと、イーコスがリサイクル事業で協働してきたレボインターナショナルの3社が連携し、廃食用油を持続可能な航空燃料(SAF)に提供するスキームを検討・構築するプロジェクトが始動した。
同プロジェクトでは、ピエトロのレストランから排出される廃食用油をレボインターナショナルが回収し、国産SAFの製造・供給事業を行うSAFFAIRE SKY ENERGYに提供する。ここで回収された廃食用油は、各工程を経てSAFに再資源化される。

廃食用油の再資源化スキーム
現在は、ピエトロのレストラン3店舗「ピエトロ本店 セントラーレ」「ピエトロ 長尾店」「ピエトロ 次郎丸店」を対象に実施しているものの、今後は取り組みの幅を広げ、ほかの事業者との連携に向けた取り組みを推進していく方針だ。
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