2025年12月1日、アプティはプロトと業務委託契約を締結し、電動の原付一種スクーター「PEV600」の公式アフターサポートを担うことになった。全国約4000名の出張整備士がオーナーを訪問し、点検や修理など迅速かつ高品質なサービスを提供する。

電動原付一種「PEV」の販売・アフターサポートを担う

プロトは創業から40年以上にわたって二輪業界で部品・用品の開発、販売を行い、市場を牽引してきた企業であり、本業と並行して環境問題への取り組みの一環として電動モビリティ事業も推進している。

同社が現在ラインナップする原付一種の電動スクーターは2024年秋発売の「PEV600」。それ以前に販売されて累計販売台数2500台以上というヒット作となった「GEV600」をリニューアルして生まれたモデルだ。最高速50km/h、一充電走行距離70kmといったスペック面はそのままに、全幅と全高が20mmずつ拡大した。

画像: 前モデル「GEV600」にオプションパーツを追加したようす(画像:プロト)

前モデル「GEV600」にオプションパーツを追加したようす(画像:プロト)

型式認定を取得したことで国や一部自治体による購入支援補助金制度の対象車となり、従来モデルよりも安価に購入できるようになっている。

この「PEV600」を通じて、プロトは環境に優しい電動スクーターを市場に定着させることを目指しているが、全国規模の整備体制を自社で構築するのには多大なコストがかかるため、出張整備のネットワークを持つアプティとの提携を選んだ。

一方のアプティは、登録整備士が希望する時間や地域で柔軟に働ける環境を提供し、整備工場にとって即戦力の人材確保を可能にする出張整備サービス「U-match(ユーマッチ)」を通じて整備士の働き方改革を推進している。

今回の提携により、アプティの「U-match」を活用して全国約4000名の登録整備士が個人ユーザーのもとに出張し、点検や保守、修理などを行う体制が整う。

「PEV600」のユーザーは、これまで整備や修理の予約に数週間から数カ月を要していた課題を解消。希望のタイミングと場所で迅速かつ高品質なサービスを受けられるようになる。

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