モバイルSuica・モバイルPASMO内にコード決済機能を追加
「teppay」は、モバイルSuicaやモバイルPASMOのアプリに組み込まれるコード決済機能で、すでに「モバイルSuicaやモバイルPASMOを利用している人」が新たに専用アプリをダウンロード/登録する必要はない。あくまでアップデートともに使えるようになる新機能という扱いだ。teppayでは、「コード決済」や「残高の送付」、「オンライン決済」のほか、特定地域で使用できる「地域限定バリュー」機能が提供される予定だ。
teppayでできること
アップデートではモバイルSuica・モバイルPASMOのトップ画面がリニューアルされ、追加されたteppayボタンを押すとteppay利用モードに画面が切り替わる。

モバイルSuica・モバイルPASMOにある「teppay」マークを押すと画面が切り替わる。
コード決済機能では、モバイルSuicaとモバイルPASMOの交通系IC残高の上限額(2万円)を超える支払いができるとともに、決済時にteppayポイントが付与されるほか、teppayにビューカードを連携すればチャージせずに買い物できる。
ちなみに、「Suica・PASMOなどの交通系電子マネーが使える店 = teppayが使える店」ではないという。teppayのコード決済は、teppayマーク、またはSmart Codeがある全国160万カ所以上の施設で利用できるので、あらかじめ確認しておくとよいだろう。
teppay残高については、teppayユーザー同士で「残高を送る・受け取る」ことができ、残高から交通系IC残高へのチャージや、モバイルSuica・モバイルPASMO定期券などを購入可能だ。ただし、交通系IC残高を「送る・受け取る」ことや残高の銀行口座・ATM(現金)などへの出金はできないため注意が必要である。

teppayユーザー間で残高を送り合うことができる。
そのほか、teppay残高をインターネット上の買い物に使えるオンライン決済機能や、特定の地域限定で得点として使えるバリュー残高機能も備えている。
モバイルSuicaでは2026年秋から、モバイルPASMOでは2027年春から「teppay(テッペイ)」が提供開始される予定だ。
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