2025年10月30日、 T2は神奈川県綾瀬市の東名高速道路・綾瀬スマートIC付近に、高速道路の無人運転と一般道での有人運転を切り替えるための拠点「切替拠点」を設置する計画を発表した。

自動運転トラック普及に不可欠な拠点を整備

T2は自動運転システムの開発やレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービス事業を展開する企業である。2025年7月からレベル2自動運転トラックによる商用運行を開始し、2027年のレベル4自動運転トラック導入に向けた準備を進めている。

計画では高速道路でレベル4の自動運転(無人運転)を行い、インターチェンジと顧客拠点を結ぶ一般道では有人運転に切り替える必要がある。そのため、ドライバーが乗り降りを行う拠点が不可欠であり、関東や関西で候補地を探していた。

綾瀬市小園の土地は、綾瀬スマートICに近接し、高速道路へのアクセスが極めて良いことが評価されて選定されたという。拠点は、インターチェンジへの乗り降りにそれぞれ対応できるように東名高速道路を挟んだ2カ所で構成され、2026年2月の完成を目指して建設が進められる。

画像: 切替拠点のイメージ。

切替拠点のイメージ。

また、切替拠点設置と合わせて綾瀬市との連携を進め、拠点完成後には市内産業団地に拠点を置く企業を対象に、自動運転トラックを用いた実証実験への参加を呼びかける予定だ。綾瀬市商工振興課は「物流危機という深刻な社会課題に対し、今回の切替拠点の設置を通じて自動運転トラックによる幹線輸送の実現をさらに確かなものとし、市内産業活性化に繋げるため、綾瀬市もT2に最大限協力してまいります」とコメントしている。

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