※この記事はウェブサイト「webモーターマガジン」で2025年4月1日に公開されたものを一部編集し転載しています。
「クルマを所有して、ドライブを楽しむ」をバーチャル世界で
クルマを所有することで得ることのできる経験は無限大です。非日常な体験をしたり、大切な仲間を乗せてドライブへ出かけたり・・・。けれどそこには時間もお金もかかりますし、なによりクルマを所有することに対して高いハードルを感じている方も少なくないでしょう。
と、そこでフィーチャーされるのは、そうした非日常な体験をバーチャルでできる仮想空間ゲームです。お家に居ても冒険を楽しんだり、友人とネットワークで繋がってチャットや会話をできたり・・・。そんなバーチャル世界の中で「クルマを所有して、ドライブを楽しむ」ことを目的に開発されたアプリが、今回ご紹介する「MILAND(ミランド)」です。

発表会場の登壇者は左から三菱自動車グローバルIT本部 デジタルイノベーション推進部 伊藤卓朗氏、女優の大原優乃氏、三菱自動車 代表執行役副社長 中村達夫氏、JP UNIVERSE 代表 田畑端氏。
発表会場では女優の大原優乃さんが実演。選んだクルマは・・・
このMILANDを初披露した発表会場では、スペシャルゲストに女優の大原優乃さんが登壇しました。クルマでドライブするのが趣味だという大原さんは、発表会場でMILANDを初体験し、魅力を伝えてくれました。
MILANDの世界で所有できる三菱のモデルは「デリカミニ」「デリカD:5」「アウトランダーPHEV」「トライトン」「ランサー エボリューションⅩ」の5車種です。まずは主人公となるアバターを選択し、髪色や衣装をカスタマイズしたあと、いよいよモデル選択となります。
大原さんは車種選択の際「三菱はやっぱり、力強く走る『デリカ』の印象が強いので、デリカD:5を運転してみたいです!」とコメント。カラーリングはレッドをチョイスして、ステッカーをボディサイドに貼り付けるなど自分好みの1台を創造しました。

1999年10月8日生まれ鹿児島県出身の女優・タレントの大原優乃。バラエティやラジオでも活躍中で、現在3本のレギュラー出演番組をもつ。
ドライブすることができるコースは全部で4種類用意されています。「非日常の体験」をひとつのテーマとするMILANDなので、コースのバリエーションはとてもユニークなものです。
自然豊かな「トレジャーアイランド」、宇宙空間で月面をドライブできる「ギャラクシーアドベンチャー」、なにが飛び出すかわからないお化け屋敷の「棄てられた人形村」、迷路の中でクイズに答えながら脱出を目指す「ドライブ・ラビリンス」の4つ。いずれも実世界では体験することのできない、バーチャル空間ならではのコース設定です。
大原さんは「棄てられた人形村」でのドライブを楽しみ、途中出てくるお化けたちに驚きながら、デリカD:5を楽しそうに運転していました。そこで大原さんは「自分ひとりじゃなくて、友だちと楽しめるのも嬉しいですね」とコメント。そう、このMILANDはアプリ上で友だちと一緒にドライブを楽しむことができるのもポイントです。
興味深いのは、助手席や後部座席に乗車した場合は、ちゃんと座った座席の位置から見える車内の様子を映し出すことができるという点です。まさに本当の世界にいるような気分に浸れる没入感を体験することができます。
無料版とサブスク版を用意。売買機能も追加予定
さて、そんなバーチャルカーライフアプリのMILANDですが、Apple StoreまたはGoogle Playからダウンロードすることが可能です。ゲームは無料で楽しむことができますが、無料版はデリカミニとトレジャーアイランドの組み合わせのみとなります。月額500円〜のサブスク契約をすることで、前出の4種類のマップすべてを楽しむことができるほか、走行回数無制限など、楽しさはより深いものとなります。
さらにNFT(デジタルデータに資産性を付与できる技術)を用いたNFTマーケットプレイス「Open Sea」を2025年4月上旬にリリース予定で、これを活用することでMILANDでカスタマイズした愛車を売ったり、逆に友だちが作ったクルマを買ったりする売買機能が可能となるのも注目です。
クルマを所有することの喜びや価値を、まずはバーチャル世界で楽しんでもらい、いずれは実際の世界でもそれを楽しんでほしいという三菱の願いが込められたMILAND。「クルマは単なる移動手段ではなく、冒険のパートナーです」と会場で語った三菱自動車 副社長の中村達夫氏による熱いメッセージには、アプリを通して三菱のクルマを体感して、その価値や魅力を知ってほしいという想いを感じとることができました。

月面の上や、迷路のコースなど、非日常な体験ができるのもMILANDの特徴のひとつ。