2025年2月17日、カワサキモータースジャパンは3輪の電動アシスト自転車「ノスリス」を改良し、2025年モデルとして同年3月15日に発売することを発表した。すべてのカワサキ製品販売店での取り扱いではなく、全国のnoslisu取扱店舗にて販売されるという。
※この記事はウェブサイト「webオートバイ」で2025年2月17日に公開されたものを一部編集し転載しています。

電動アシストユニットや車体各部の変更でより快適に

2021年に川崎重工業のベンチャープロジェクトから誕生したノスリスは、「快適で気軽な移動体験をすべての人へ」というコンセプトのもと開発された電動3輪アシスト自転車。

バイクの設計技術が取り入れられた高強度のトラスフレームを採用し、フロントにはコーナーの内側にボディを傾けるリーン機構を搭載。前2輪が車体の傾きに同調して傾く構造になっており、車体を傾けて曲がることができるため、3輪であるがゆえの安定性と、一般的な2輪自転車と同様の爽快な走り心地を両立している。

画像: 前2輪、後1輪の電動アシスト自転車。リーン機構により2輪自転車のような乗り心地も実現している。

前2輪、後1輪の電動アシスト自転車。リーン機構により2輪自転車のような乗り心地も実現している。

2025年モデルでは、電動ユニットをパナソニックサイクルテック社製の自転車用電動アシストユニットに変更、車体中央にモーターを配置するセンターモーター式を採用したことで、ダイレクト感のあるスムーズな乗り味を実現した。

また、バッテリー容量の増量(24V・9.8Ah→25.2V・16Ah)にともなって、一充電あたりの走行距離を延伸。走行モードによって異なるが、従来のエコモードにあたる「ロングモード」では、53.0km→103.1kmに、約50kmも航続可能距離が延びたほか、満充電にかかる時間も30分短くなり約4.5時間に短縮している。

画像: 車体中央にモーターを配置したセンターモーター式を採用することでパワフルな加速を実現した。

車体中央にモーターを配置したセンターモーター式を採用することでパワフルな加速を実現した。

高剛性としなやかさを両立するトラス構造はそのままに、中央のフレーム位置を下げたことで跨ぎやすくなった。これによりサドルの高さは745mm~905mmと低くなり、ハンドルもアップタイプへと変更されたことで、より自然なライディングポジションを実現。これまでよりも幅広いユーザーが気軽に乗れる仕様となった。

そのほか、オートライト機能付きのヘッドライトや、手元で走行モードの切り替えができる液晶パネルインジケーター付きのスイッチボックスなど、細やかな装備が加わり利便性が向上している。

画像: 走行モードを手元で切り替えできる液晶パネルインジケータ付きスイッチボックスを装備。

走行モードを手元で切り替えできる液晶パネルインジケータ付きスイッチボックスを装備。

2025年仕様の新型「ノスリス」はカラーバリーエーションも変更されており、新たに「グリーニッシュカーキ」「パールブライトイエロー」「ソリッドペイルアイボリー」が追加され、継続色である「ウララブルー」とあわせて全4色展開となる。

車両価格は39万8200円で、2025年3月15日に発売される。なお、販売はすべてのカワサキ販売店ではなく、ノスリス取扱店舗に限定されるというので注意が必要だ。

【主要諸元 noslisu(ノスリス)】
全長×全幅×サドル高   :1625×595×(745〜905)mm
重量          :31.4kg
耐荷重         :95kg
ブレーキ        :前後ワイヤ式ディスクブレーキ
バッテリー       :リチウムイオン(25.2V・16Ah)
モーター定格出力    :250W
航続距離        :54.6km~103.1km
充電時間        :4.5時間
タイヤサイズ      :20インチ
本体価格        :39万8200円(メーカー希望小売価格)

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