仮想空間ながら本格的なeBike走行を体験できるメタバース空間が始動
eBike(スポーツ電動アシスト自転車)の人気が日増しに高まっている昨今だが、その魅力を本格的に楽しみたくても時間や場所がないという声も聞こえてくる。そんな要望に応えるべく、ヤマハ発動機が仮想(バーチャル)空間でeBikeを楽しめる常設のメタバース空間「VR TRAIL(VRトレイル)」をオープンした。
「VRトレイル」は、静岡県周智郡森町に実在するミリオンペタルバイクパークの施設を再現したMTB(マウンテンバイク)のVRコース。仮想空間でeBikeにまたがり、豊かな自然の中で本格的なMTBライディングを臨場感たっぷりに楽しむことができる。あくまで疑似走行体験ではあるものの、コースの設計にはヤマハ発動機の森林計測サービスRINTOの技術を採用するこだわり。その臨場感はまさしく実際にコースを走っていると錯覚するほど作りこまれている。
VRコースを走るeBIKEは、「YPJ-MT Pro」「CROSSCORE RC」、そしてバーチャルマーケット2024Winterに出展した「新ニャイケン3D」から選択可能。どれを選んでも、ダウンヒルはもちろん、ジャンプやパンプ、スピン、ドロップなど変化に富んだコースを楽しむことがでる。また、コース上に現れる栗や音符を集めてポイントを貯めると、アバター用のヘルメットやカバンなどのMTBカスタムアイテムを受け取ることができるなどゲーム要素も盛り込まれている。他の来場者との交流も可能だ。
利用方法は公式HPからPDFをダウンロードして確認することができる
東京・渋谷で「VRトレイル」オープン記念のリアルイベントも開催
さらに2024年12月13日~26日にかけて、「VRトレイル」のリアルイベントも開催される。会場は、東京・渋谷の複合施設Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)に開設された「Yamaha Sound Crossing Shibuya(ヤマハサウンドクロッシング渋谷)」。「YPJ-MT Pro」の実車を使ったシミュレーターを設置し、ラウンドモニターに映し出される林間VRコース(VRトレイル)を疑似体験できるというもの。
その期間の中でも、12月14日と15日の2日間は、渋谷サクラステージ3階イベントスペース「BLOOM GATE」にてVRトレイル体験と「乗れるニャイケン」試乗会を、14日には、Yamaha Sound Crossing Shibuya内の「STAGE」にて“ふたつのYAMAHA”の研究者による「人間の感性研究クロストーク」など、さまざまな関連イベントも予定されている。師走が迫りなにかと忙しい時期ではあるが、eBikeに興味がある方は足を運んでみてはいかがだろうか。