2024年12月2日、ハセガワモビリティ株式会社はYADEAブランドの新型電動キックボード「YDX2」の販売を開始する。このモデルは原付一種であり、すでにラインナップされている免許不要な特定小型原付区分の電動キックボード「YDX3」(13万2000円)の上位モデルとして、16万4780円で販売されるという。
※この記事はウェブサイト「webオートバイ」で2024年11月28日に公開されたものを一部編集し転載しています。

「YDX2」は特定小型原付モデル「YDX3」の原付一種版として登場

今回発表された電動キックボード「YDX2」は、免許が不要な特定小型原付モデルである「YDX3」の原付一種版(いわゆる50cc原付の車両区分)といえるもので、最高速や航続距離など基本的なスペックが向上した、事実上の上位モデルとして位置付けられている。

画像: 原付の車両区分と軽車両(自転車)の交通ルール一覧表(提供:ハセガワモビリティ)

原付の車両区分と軽車両(自転車)の交通ルール一覧表(提供:ハセガワモビリティ)

フロントとリアによるデュアルサスペンションを装備し、折りたたみ機構を採用することでコンパクトに収納できる点は「YDX3」と同様だが、原付一種化にともなって車体サイズが大きくなり、また車両重量も約1.7倍と大幅に増加。約30kgという重さを人力だけで持ち運びをするのは少し厳しいかもしれない。

画像: フロント・リアの両方にサスペンション機構を装備しているため、走行快適性の高さが光るモデルだ。

フロント・リアの両方にサスペンション機構を装備しているため、走行快適性の高さが光るモデルだ。

一方で、ボードの最低地上高が12.7cm→15cm、最高速が20km/h→30km/h、航続距離も30km→55kmになるなど走行性能はすべてにおいてアップしている。実際に購入するには免許が必要な高スペックモデル「YDX2」か、免許不要で軽量コンパクトな「YDX3」か、どちらが自分のライフスタイルに合っているかという観点でチョイスするのが良さそうだ。

画像: 折りたたむことでコンパクトに収納できるが、重量が30kgを超えているため持ち運びは少し厳しいだろう。

折りたたむことでコンパクトに収納できるが、重量が30kgを超えているため持ち運びは少し厳しいだろう。

YADEAは世界最大の電動二輪車メーカーで、製品ラインナップも豊富。今回紹介した原付一種の「YDX2」と、その特定小型原付版「YDX3」のほかにも、500Wパワフルモーターと回生ブレーキ機構を組み合わせて搭載したハイエンド電動キックボード「KS6 PRO」(特定小型原付)、その原付一種版「KS5 PRO」など、さまざまな製品がラインナップされている。予算やニーズに合わせてモデルを選択できるのもYADEAの特長だ。

【主要諸元 YADEA YDX2】
全長×全幅×全高     :1205×800×1490mm
(折りたたみ時)     :1205×800×595mm
重量          :30.5kg
耐荷重         :120kg
ブレーキ        :前輪ドラムブレーキ、後輪電子ブレーキ
バッテリー       :リチウムイオン(48V・10Ah)
モーター        :500W
航続距離        :55km
充電時間        :7〜8時間
タイヤサイズ      :10インチ
防水性能        :IPX5
本体価格        :16万4780円

ちなみに、特定小型原付版モデルである「YDX3」の諸元は以下のとおりだ。

【主要諸元 YADEA YDX3】
全長×全幅×全高     :1180×575×1200mm
(折りたたみ時)     :1180×575×520mm
重量          :18.6kg
耐荷重         :100kg
ブレーキ        :前輪ドラムブレーキ、後輪電子ブレーキ
歩道走行モード対応   :あり
バッテリー       :リチウムイオン(36V・7.65Ah)
モーター        :350W
航続距離        :30km
充電時間        :4.5〜5.5時間
タイヤサイズ      :9インチ
防水性能        :IPX5
本体価格        :13万2000円

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