2024年10月1日、中部国際空港においてWHILL株式会社の「WHILL自動運転サービス」が導入される。導入エリアは第2ターミナル 国際線/国内線コンコースで、国内線2台、国際線2台の計4台で展開されるという。

羽田/関西/成田に続き国内空港で4カ所目

中部国際空港は、2025年に開港20周年を迎えるにあたり、旅行者が快適に空港施設を利用できるようサービスの拡大や環境整備に取り組んでおり、英調査会社SKYTRAXが実施した空港顧客サービス評価に関するランキングの「Regional Airport部門」で10年連続世界1位を受賞するなど、国際的にも高い評価を得ている。

また、2026年には愛知県内でアジア競技大会の開催を控えており、多くの空港利用者を国内外から受け入れるためのアクセシブルな環境整備に力を入れている。

一方、WHILLはスタイリッシュな電動車椅子づくりで知られる日本のメーカーで、個人向け製品ではスクーター型の「Model S」や折りたたみ可能な「Model F」、安定性や走破性に優れたプレミアムモデルの「Model C2」などをラインナップしている。そして全国の自動車ディーラー120社1500店舗と連携し、ブランドや地域の垣根を超えた販売網とアフターサービス網を構築することで、安心して利用できる環境を整備している。

画像: WHILL社は自動運転サービスと手動運転のスタンダードモデルの2種類のサービスを展開している

WHILL社は自動運転サービスと手動運転のスタンダードモデルの2種類のサービスを展開している

今回導入が発表された自動運転モデルは、前述の「WHILL Model C」シリーズをもとに自動運転機能を付加したもので、すでに羽田空港/関西国際空港/成田国際空港、カナダのウィニペグ空港に加え、国内の病院などでも採用されるなど豊富な導入実績がある。あらかじめ収集した施設の地図情報と、センサー群で検知した周囲の状況を照らし合わせながら自動走行し、降車後は無人走行で元の場所に返却されるという高い利便性が特長である。

画像: タッチパネルによる簡単操作、自動返却システムが最大の特長

タッチパネルによる簡単操作、自動返却システムが最大の特長

中部国際空港においては、利用者によるタッチパネル操作で、保安検査場を通ってから目的の搭乗口まで自動走行し、利用後は元の場所まで自動返却されるシステムで運用されるという。これにより、案内所で車椅子を借りる利用者、長距離の歩行や体力に不安を感じる人、高齢者を含むすべてのユーザーに気兼ねなく広い空港内を快適に移動することが可能となる。

WHILL社は、中部国際空港と連携しながら空港内での安定したサービス提供に努めるとともに、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」べく、国内外で事業を進めていくという。

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