2024年8月6日、株式会社ナビタイムジャパンはトラック専用カーナビアプリ「トラックカーナビ by NAVITIME」とバイク専用ナビゲーションアプリ「ツーリングサポーター by NAVITIME」に、見通しが悪く、信号機や一時停止のない横断歩道の手前で音声による注意喚起する機能の提供を開始した。

AI技術で横断歩道を分析してデータ化した

ナビタイムはこれまでも、事故多発地点や「ゾーン30」での音声による注意喚起機能を提供していたが、トラックによる交通事故発生場所の約9割が一般道であることや、対人事故の発生状況で最も多いのが横断歩道の横断中であること、バイクでも信号機のない横断歩道で減速しない場合に事故が発生しやすい傾向があることがわかっていたという。

今回の新機能では、ナビゲーション中に信号機の有無や道路の曲がり具合などから、とくに注意が必要な横断歩道の手前で「この先、横断歩道があります」と発話し、前方に横断歩道があることが注意喚起される。

画像: 適切なタイミングでお知らせしてくれるという

適切なタイミングでお知らせしてくれるという

また、注意喚起発話のタイミングは、車/バイクの走行速度や横断歩道手前のカーブの角度を考慮して調整しており、余裕をもって対応できるように設定したという。

横断歩道の場所は車用の地図データには収録されていないケースが多く、また収録されている場合でも、交差点に対する横断歩道の位置や向きなどの詳細データはないケースもあるため、航空写真をAIの物体検知技術で分析し、データを新たに作成・整備して実装したとのこと。AIによるこうした分析技術も興味深いものと言えるだろう。

This article is a sponsored article by
''.