先行プロジェクト展示
「次世代モビリティ」ゾーンでは空飛ぶクルマやドローン、水上ポートなどを、「最先端再生可能エネルギー」ゾーンでは、垂直軸型風力発電や道路舗装式発電、海水・風力で水素生成するシステムに加えて、国内初の洋上浮体式太陽光発電を、「環境改善・資源循環」ゾーンでは、東京湾の水中環境を再現した実験水槽や世界初のDACコートによるCO₂吸着、海洋ゴミ自動清掃ロボ・多機能桟橋、微細藻類の海上培養が展示される。
スシテックの他エリアよりも面積に余裕があることを生かして大型の構造物が展示されるため、迫力満点の実物を間近で見られるのは嬉しいポイントと言えるだろう。
電動モビリティ試乗体験も可能
最新電動モビリティはシンボルプロムナード公園エリアの「miraiサーキット」でも試乗できるが、海の森エリアでも一般社団法人日本電動モビリティ推進協会(JEMPA)に加盟している「glafit」と「SWALLOW」の最新モデルに乗車することが可能だ。(※16歳以上で運転可能)
会場がメインエリアよりも遠く、循環バス以外の交通手段に乏しいことから、シンボルプロムナード公園よりも空いており、試乗体験したい人にとっては “穴場” スポットと言えるのではないだろうか。
「僕とロボコ」とのコラボにも期待
日本科学未来館エリアでは、手塚治虫作品キャラクターとのコラボで、会場アンバサダーとして活動しているが、海の森エリアでは「僕とロボコ」とのコラボでロボコが会場アンバサダーとして登場し、コラボブースもいくつか設置されている。
例えば、フードコーナーでは「ロボコのテック☆バーガーショップ」にて科学未来館の「おばけレストラン」で紹介されている次世代食材を実際に食べることが可能で、ほかにも微弱電流により減塩食品でも塩味を強く感じられる食器「エレキソルト」の体験や代替肉のバーベキュー串を味わうことができる。
さらに、テクノロジー分野では、ドローンファクトリーにてドローンの製作・レース体験が可能なワークショップ(作成したドローンは持ち帰り可能)も開催される。なおこのワークショップは有料・事前予約が必要だが、人気につきすでにチケットが完売してしまっている点に注意が必要だ。
幸いなことに当日受付も若干数用意されているそうなので、興味がある人は早めに会場インすると良いだろう。
その他の体験コンテンツ
前述の先行プロジェクト設備で発電した電力を用いたDJ体験や水素石窯で焼くピザの試食コーナー、大人気サイエンスYouTuber「GENKI LABO」の市岡元気先生によるサイエンスライブ、水素船の乗船体験など、広い会場を生かして実際に体感できるアトラクションが多数用意されている。
なお、海の森エリアはお台場からはかなり離れているが、スシテックイベント用の無料循環バスが運行している。
しかし離れている分、大規模エリアとして設定されていることから、大型の展示物や多数の体験コンテンツを楽しめるので、子供から大人まで幅広い世代にオススメの“隠れスポット”と言えそうだ。ファミリーで足を運んでみてはいかがだろうか。
【「SusHi Tech Tokyo 2024」イベント概要】
■イベント全体の開催期間
2024年4月27日(土)〜5月26日(日)
■各会場での開催日程
・日本科学未来館:4月27日(土)〜5月26日(日)
※5月7日(火)、5月14日(火)は休催
・シンボルプロムナード公園:5月12日(日)〜5月26日(日)
・海の森エリア:5月12日(日)〜5月21日(火)
・有明アリーナ:5月17日(金)〜5月21日(火)