2024年4月24日、テスラモーターズ ジャパンはミッドサイズセダン「モデル3」とミッドサイズSUV「モデルY」の各グレードを一律30万円値下げしたと発表した。また、「モデル3」には0→100km/h加速3.1秒のハイパフォーマンスグレードとなる「モデル3 パフォーマンス」が新たに設定された。

テスラ車の値段は数カ月おきに上下するので買い時は今かも

今回値下げが発表されたのは、エントリーモデルとなるミッドサイズセダン「モデル3」とミッドサイズSUV「モデルY」。テスラの車両価格は、ほかの自動車メーカーと異なり、事前予告なしで数カ月おきにいきなり値上げ・値下げがなされる点と、値下げの際は一気に数十万円価格改定されるという特徴がある。

モデル3は2019年の日本発売開始以降、2021年2月・2023年1月・2023年7月・今回(2024年4月)の合計4回、モデルYは2022年6月の日本発売開始以降2023年1月・2023年7月・今回(2024年4月)の合計3回、大幅な値下げが実施されており、その間は数カ月おきに数万~数十万円の値上げでジリジリと価格が上昇してきた。

画像: ミッドサイズSUVのモデルYも値下げが発表された

ミッドサイズSUVのモデルYも値下げが発表された

こうした値上げ・値下げの歴史を振り返ると、今回の大幅値下げ後の数カ月はモデル3/モデルYの購入を検討しているユーザーにとっては“買い時”と言えるかも知れない。

ちなみに、モデル3 ロングレンジグレードのみ、CEV補助金額が他グレード比 +20万円(令和5年度補正予算の上限金額)である85万円に増額されているので、30万円の値下げと合わせてお得に購入することが可能だ。モデル3 パフォーマンスグレードについては現在申請準備中となるため、テスラからの続報を待とう。

■モデル3の旧価格→新価格( )内は値下げ額、【 】内は補助金込みの実質価格
・RWD: 561万3000円→531万3000円(-30万円)【466万3000円】
・ロングレンジAWD:651万9000円→621万9000円(-30万円)【536万9000円】
・パフォーマンス(新規追加モデル): 725万9000円【申請準備中】

■モデルYの旧価格→新価格( )内は値下げ額、【 】内は補助金込みの実質価格
・RWD: 563万7000円→533万7000円(-30万円)【468万7000円】
・ロングレンジAWD:652万6000円→622万6000円(-30万円)【557万6000円】
・パフォーマンス:727万9000円→697万9000円(-30万円)【632万9000円】

「モデル3 パフォーマンス」は0→100km/h加速3.1秒の新グレード

「モデル3 パフォーマンス」グレードは、走行性能だけでなく、エクステリア・インテリアデザインなど全てがアップデートされており、一目でハイパフォーマンスモデルであることがわかるように差別化がなされている。

サイズと重量をそのままに、システム最高出力460ps、最大トルク723Nmへと向上させた次世代のドライブユニットを搭載したことにより、3.1秒で100km/hに到達する鋭い加速性能を実現、最高速度262km/hと合わせ高いパフォーマンスを発揮する。

画像: 走行モードはサーキットで使える新しい「トラックモード」のほか「スタンダード」と「スポーツ」が設定

走行モードはサーキットで使える新しい「トラックモード」のほか「スタンダード」と「スポーツ」が設定

また、アダプティブサスペンション、シャシー、パワートレインを制御して、ハンドル操作のコントロール性を強化する新たなトラックモードを搭載し、サーキット走行時には、ハンドリングバランスやスタビリティコントロール、回生ブレーキをドライバーの好みにカスタマイズできる機能が備わっている。

さらに、フロントサスペンションはダブルウィッシュボーン方式を維持しつつ、ミリ秒単位で入力情報を処理し、コーナリングのロールコントロールなどの際に車両を制御することで、山道などでも安定した走行を実現したという。

画像: 走行安定性を向上させたフロントサスペンション

走行安定性を向上させたフロントサスペンション

さらにフロント235mm・リア275mmの20インチタイヤを採用したことにより、地面へのグリップを確保し、高出力リアモーターの大トルクに対応したグリップ力を発揮する。

「モデル3 パフォーマンス」限定のエクステリア&インテリアデザイン

また、フロントとリアフェイシア、リアディフューザー、そしてカーボンファイバースポイラーが連携して空気抵抗を低減させ、高速走行時のリフトバランスが向上したことで、航続距離と車両の安定性を両立している。

画像: カーボンファイバースポイラーにより空気抵抗を低減

カーボンファイバースポイラーにより空気抵抗を低減

そして、フロントのエアインテークによって生じるエアカーテンは、空気抵抗を低減させるだけでなくタイヤとブレーキシステムの温度上昇を抑制する作用ももたらすそうだ。

リアのカーボンファイバースポイラーは空気の流れを整え、高速走行時の安定性を向上させており、「モデル3 パフォーマンス」グレード限定バッジと20インチホイールのアクセントと合わせ、ハイパフォーマンスカーらしい流麗なリアデザインを表現している。

インテリアに目を向けると、フロントシートはボルスターによるサポートが強化され、コーナリングでも確実にドライバーをホールドし、最適なドライビングポジションを提供するとともに、ヒーターとベンチレーション機能により、普段使いでの快適性も向上した。

画像: ヒーター・ベンチレーション機能搭載のフロントシート

ヒーター・ベンチレーション機能搭載のフロントシート

ダッシュボードパネルにはカーボンファイバーデカールを採用し、編み込みパターンやアルミペダルと合わせって、車内空間全体のスポーツ感が演出されている。

【主要諸元 テスラ モデル3 パフォーマンス】
全長×全幅×全高 :4720×1850×1431mm
ホイールベース :2875mm
車両重量 :1851kg
最高出力 :460ps
最大トルク :723Nm
WLTCモード航続距離 :610km(自社測定値)
車両価格 :725万9000円

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