2024年4月19日(ドイツ時間)、MINIは新世代MINIのラインナップに加わる新型EV専用車「エースマン(Aceman)」を4月25日から始まる北京モーターショーで世界初公開することを発表。最新のテスト風景画像とともに明らかにした。(タイトル写真は公開されたテスト風景画像)

クーパーとカントリーマンのいいとこ取り

“New Era,New Cars”。コンセプトカーが初公開されてからおよそ2年、ついに市販型MINIエースマンが発表される。ボディサイズは、全長4075×全幅1754×全高1495mm、ホイールベースは2606mm。クーパーより217mm長く、カントリーマンより354mm短い。まさに両車の間に位置するサイズだが、外観の印象はどちらかといえば、よりカントリーマンに近いクロスオーバーモデルだ。

画像: おとなしめのリアアンダーの形状から“ベースモデル”だと思われる。

おとなしめのリアアンダーの形状から“ベースモデル”だと思われる。

八角形のフロントグリル、角ばったヘッドランプユニット、カントリーマンよりも大きな面積のオーバーフェンダー風のトリム、前後バンパー下部を覆うスキッドプレート(“S”専用)ほか、ラギッドな装備が与えられている。

コンセプトカーのイメージを踏襲、ヒットの予感

全モデルがEVとなり、プラットフォームはクーパーE/SEのストレッチバージョンである。駆動方式は前輪駆動のみ。3種類のトリムがラインナップされ、「ベースモデル」が135kW(184ps)を発生するモーターと40.7kWhバッテリーの組み合わせ。「S」と呼ばれる上位モデルには、160kW(218ps)のモーターと54.2kWhのバッテリーが搭載される。

画像: 2022年7月に発表された「Concept Aceman」。そのイメージをそのまま市販モデルに反映している。

2022年7月に発表された「Concept Aceman」。そのイメージをそのまま市販モデルに反映している。

後者の最高速は170km/hだ。またSをベースにしたジョンクーパーワークス仕様も用意され、リアスポイラー/ディフューザーやブラックポリッシュのホイールなどスポーティな外装と専用インテリアが与えられる。ただし、モーターやバッテリーはSと同じだ。

生産はまず今年後半に中国のBMW工場で開始され、グローバル展開される予定。2026年には英国オックスフォード工場でも生産が始まる。日本での発表時期などはまだ発表されていないが、さほど待たされることはないはずだ。

なお同ショーではMINIクーパーEとジョンクーパーワークス・トリムが施されたクーパーSE、そしてガソリンターボのジョンクーパーワークス・カントリーマンALL4も出展され、新世代MINIの新ラインナップが一望できることになる。

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