2024年4月1日、株式会社Acalieと株式会社イオンフレックスホールディングスが共同開発した電動アシスト自転車「VATRIX(バトリックス)」が、クラウドファンディング「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で先行販売を開始した。スタイリッシュなデザインで折りたたみも可能、また国家公安委員会から正式に電動アシスト自転車としての型式認定を得ているモデルだ。
電動に見えない高いデザイン性を誇る
「VATRIX(バトリックス)」は、岐阜県郡上市白鳥町にある屋外レジャー施設『エナジーアクティブフィールドしらお』が郡上市を活性化させたいという想いから手がけた、オリジナルのE-bikeだ。
従来の自転車が課題としていた「駐輪場にタイヤがはまらなくて停められず通勤に使いにくい。車体が重たくて山道に向かず運ぶのも大変。折りたたみができない。バッテリーを外した状態の外見がダサい。値段が高い。タイヤが小さいため走行の楽しさが足りなくて疲れも感じやすい」といった問題を解決し、1台で通勤、ツーリング、キャンプの3役を担える万能マウンテンバイクとして開発が進められた。
その結果、「VATRIX(バトリックス)」は、脱着可能な大容量バッテリー搭載により航続距離60~80kmを実現した折りたたみ式電動アシストマウンテンバイクとして誕生した。
一見すると電動アシスト自転車とは思えないスタイリッシュかつワイルドなイメージをデザインに落とし込んでいることに加えて、6色のカラーバリエーションが用意されているので、好みに合わせて選ぶことができる。
ホイールは一般的なアルミホイールよりも軽量なマグネシウム合金を採用した3スポークタイプを装着している。タイヤは26インチで、前後の油圧式ディスクブレーキ、フロントサスペンション、ハンドルにあるスイッチで電源操作可能なLEDライトなども標準装備されており、操作性能/走行性能に優れた設計となっている。
さらに、折りたたみ機構や駐輪場に停められるタイヤ幅を採用し、バッテリー本体/液晶モニター/車体フレームの3カ所に給電ポートを備え、スマホの充電も可能と、日常使いでの利便性も確保されている。
とくにバッテリー本体から直接給電できるのは、大きめのモバイルバッテリーとしても利用できるということなので、ナビアプリを使って遠出をしたときなど非常に役に立つ機能と言えそうだ。
サポート体制と型式認定済みという安心感
Acalieがもつ全国200以上の代理店が修理・部品交換をサポートし、商品を受け取ってから1年間有効の保証が付帯。本体、バッテリー(60%以下に低下しないこと)、アダプター、液晶ディスプレイ、モーター、ハンドル等が保証対象部品となる。
ただし、交換パーツのみが保証対象とされるため、配送料や部品装着の費用は自己負担となる。また、タイヤ、チューブ、ペダル、ブレーキなどの消耗品は保証対象外になる。
ちなみに、同製品は国家公安委員会から電動アシスト自転車としての型式認定を受けているため、安心して乗れるのは嬉しいポイントのひとつと言えるだろう。
気になる価格は19万8000円から、先着順で価格が変わるので早めに確認しよう
「VATRIX」は、2024年4月1日(月)〜4月22日(月)にかけて、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」上で一般販売に先行して申し込みを受け付けており、申し込んだ先着順に応じて価格が変動するいわば先行応援販売価格での販売がなされる。
一般販売時の予定価格(定価)は28万5000円だが、前述の先行販売期間中は各色先着10名までは8万7000円OFFの19万8000円(早期発送プランと7月末発送のおまたせプランの2パターン)、その次の10名までは7万1250円OFFの21万3750円(早期プランとお待たせプラン)、さらに5名は5万7000円OFFの22万8000円で応援購入が可能だ。
【主要諸元 VATRIX】
重量 :23kg
耐荷重 :185kg
ブレーキ :油圧式 前後ディスクブレーキ
バッテリー :リチウムイオン(36V・9.6Ah)
モーター :250W
サスペンション :油圧式フロントフォーク※ダンピング調整、フォークロック機能付
変速ギア :SHIMANO製 7段変速
航続距離 :60km~80km
充電時間 :4〜6時間
タイヤサイズ :26インチ×1.95
本体価格 :28万5000円