2024年3月1日、LUUPの利用料金体系が現在の「30分ごとに200円」から、初期の「基本料50円+1分ごとに15円」に戻り、サブスクプラン月額980円の基本料金を支払った上で、30分ごとに200円ということになる。

利用料金変更と新サブスクプラン提供開始の背景

LUUPは2023年11月1日に、東京、京都、横浜、神戸、名古屋、広島の料金を、「ライド基本料金50円+1分ごとに15円」から、「30分ごとに200円」に変更し、同時に先行体験版のサブスクプランをリリースしていた。

これは、10分以上のライドをリーズナブルにすること、1分単位ではなく30分の料金にすることで気軽に乗ってもらうことを主な目的としていた。

料金変更後のアンケートでは、使いやすくなったという意見も多かった一方で、以前の「ライド基本料金50円+1分ごとに15円」の料金体系の方が短い時間で使いやすかったというユーザーも一定数いたそうだ。

画像: 2024年3月1日以降の新料金体系

2024年3月1日以降の新料金体系

2023年11月1日以降の利用状況や意見をもとに検討を重ねた結果、利用料金を初期の「ライド基本料金50円+1分ごとに15円」の料金に戻すことと、新たなサブスクプランとして「月額980円で30分ごとに200円」を提供することに決定した。

通常利用時の料金体系

2024年3月1日の12時以降、東京、京都、横浜、神戸、名古屋、広島の利用料金が、「ライド基本料金50円+1分ごとに15円」に変更になるが、大阪は「ライド基本料金50円+1分ごとに15円」という料金体系を継続していたため、変更なしとなる。

現在の料金体系では10分以上30分未満の利用では新プランよりも安く済む一方で、1回あたりの利用時間が10分未満の短距離利用であれば、3月1日からの新プランの方が安く済むため、ユーザーによって値下げと感じるか、値上げと感じるかは異なるだろう。

月額980円で利用できるサブスクプラン

今回正式にサービス開始される新サブスクプランは、月額980円払うことで現在と同じ30分200円で利用できるというもので、LUUPアプリ内で支払いから加入までが完結し、1カ月ごとに自動更新されるシステムを採用している。

これはこれまでのサブスクプランが月額3000円で30分未満は利用し放題だったことを踏まえると、使い方によってユーザーの負担が従来より増えることになる。ただ、通常料金の方が安い場合は通常料金が適用され、例えば5分間利用した場合、通常料金の125円となる。

画像: 新サブスクプランは月額980円を支払えば30分200円で利用できるというもの。

新サブスクプランは月額980円を支払えば30分200円で利用できるというもの。

新料金プランのゆくえ

新料金プランは初期の料金体系に戻すという内容であり、10分以下の利用が多いユーザーには歓迎されるだろう。しかし、サブスクプランは月額980円を払うことで現在の「30分ごとに200円」という料金になるということなので、今までは月額利用料なしだった分、ユーザーの負担は増える。また、電動アシスト自転車も今回の料金体系が適用されるということだ。

画像: 電動アシスト自転車も同額での貸し出しとなる。

電動アシスト自転車も同額での貸し出しとなる。

電動キックボードの認知と利用を世の中に広めたパイオニアとして、LUUPがどのような料金体系でサービスを提供していくのか。ライバルを含め、今後の展開に注目である。

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