埋め込み型ソーラーパネル×蓄電池で電力の自給自足を実現
MIRAI-LABOが開発した太陽光路面発電パネル 「Solar mobiway」を、東京都杉並区のNPC24H 阿佐ヶ谷南3丁目第2パーキングの空きスペースに48枚(約50平米)埋め込み、中古EV車両の廃バッテリーを再製品化した「EVリパーパス蓄電池」と組み合わせた自立型エネルギーシステムを設置した。
今回の実証では、日中にSolar mobiwayで発電した電力を用いて、昼夜問わず場内全ての設備を稼働させ、使用する電力を自給自足する駐車場運営が行われる。
ちなみに、万が一気象条件により蓄電量が不足した場合は、バックアップ電源として日化石由来のグリーン電力を使用するという。
実証実験中は、年間の発電量、蓄電量および電力消費量のほか、日射量などの環境データを取得し、ZEP化の実現可能性と、稼働率の高い時間貸し駐車場という性質を生かして「Solar Mobiway」の耐久性についても検証される。
脱炭素社会を見据えた今後の取り組み
日本パーキングは、今回の「ZEP」化実現、駐車場のグリーン電力化やEV 充電機設置の推進などに取り組み、2030年度までに事業で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目標に掲げる。
システムを開発したMIRAI-LABOは、「環境主義」を企業理念に、太陽光路面発電パネル、リチウムイオンバッテリーの無瞬断切替技術、省エネ照明技術を軸として、省エネ環境製品の開発などを手掛けており、環境に配慮した省エネ技術のプラットフォーマーとして、株主や事業パートナーと連携し、100年後を見据えたサスティナブルな地球環境創りに貢献する取り組みを行っていくとしている。
とくに、「Solar Mobiway」は、日本全国の道路すべてに敷設できれば、理論上は柏崎原発の40倍以上となる335.8GW以上の発電量が見込めるとのことで、今後は駐車場だけでなく道路への実装も視野に入れた開発が行われるかもしれない。
いずれにせよ、発電のために森を切り開いてソーラーパネルを設置する太陽光発電ではなく、現在ある地面にそのまま埋めてしまうというアイディアは画期的であり、今後の脱炭素社会実現の鍵を握る技術の一つと言えるかも知れない。