2023年10月31日、新しい空間プロダクトを手がけるYADOKARIは、寒冷地に特化したタイニーハウス「ROADIE」寒冷地モデルの販売を開始した。トレーラーで牽引できるタイプも用意されており、これは「移動型別荘」と言えそうだ。

タイニー(小さな)ハウス(お家)とは

タイニーハウス(Tiny house)とは、「小さな(Tiny)家(house)」という意味で、1990年代にアメリカで生まれた比較的新しい家のスタイルで、日本では東日本大震災をきっかけに、少しずつ脚光を浴びるようになってきている。

画像: 文字通り「小さなお家」として近年需要が高まりつつある

文字通り「小さなお家」として近年需要が高まりつつある

一般の住宅と同じように土地に固定する「小屋タイプ」とシャシーの上に建てられ移動が可能な「トレーラーハウス」の2種類が存在し、厳密に大きさが定義されているわけではないが、おおよそ20平米以内のものが多い。

数百万円から一千万円程度と一般的な住宅に比べて比較的安価に購入可能で、トレーラーハウスタイプなら移動が可能なので、柔軟な運用ができるメリットがある。

寒冷地でも安心の居住空間

そして「ROADIE」寒冷地モデルは、トリプルガラスサッシを採用し、標準仕様の倍以上の断熱材の厚みを保たせることで断熱性能を確保した。キッチン、トイレ、パウダールーム、シャワールームなどの水回りは寒冷地仕様を採用し、キッチンの奥にはベッドルーム、ストレージとしても2段ベッドとしても使えるロフトを配置する。

また、オプションで用意される薪ストーブや電気床暖房により、雪景色の中でも暖かい室内空間を実現しているほか、除雪が最低限で済むようにギャンブレル屋根を採用、開口部も工夫されている。ちなみに、オプションのデッキとパーゴラセットを設置すると、より使い易いエントランスとなる。

画像: キッチンやロフト付きの『プチ別荘』として利用できる

キッチンやロフト付きの『プチ別荘』として利用できる

気になる価格は、本体価格で1089万円(税込み)。車検取得や自動車税等のトレーラーとしての費用や、電気引込、給湯器設置などの工事費用は別途必要になる。

主要諸元表
●全長×全幅×全高:7735×2400×3740mm
●面積:17.3平米+ロフト4.3平米
●構造:軽量鉄骨造(本体フレームスチール製)
●屋根:ガルバリウム鋼板
●窓:ガルバリウム鋼板 + 杉板張り
●天井:杉板張り
●床:クッションフロア
●断熱:グラスウール100mm(壁)、グラスウール150mm(天井)、スタイロフォーム100mm(床)
●標準設備:キッチン、トイレ、シャワー、洗面器(小)、ライティングレール、コンセント、換気扇
●オプション:エアコン、IHコンロ、フローリング(パイン材)、薪ストーブ、電気床暖房、玄関ポーチ
●別途費用:U字ジャッキ費用、車検取得費用、自動車税諸費用、配送設置費用、給排水費用、電気引込費用、給湯器設置費用など

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