日産のEVラインナップのフラッグシップとなるのがクロスオーバーEVの「アリア」だ。2020年7月に発表され、国内販売は2021年6月よりスタートしている。いま日本で買えるEVを紹介する短期連載はこのモデルからスタートしよう。

日産車の新しいデザインの方向性を示す

アリアのエクステリアには日産の新しいデザインランゲージ「タイムレス・ジャパニーズ・フューチャリズム」が採用されている。「スリーク」、「シック」、「シームレス」をキーワードに、先進技術やコネクテッドといった先進イメージを生み出すことに成功している。そして、この「アリア」が、これからの日産車の新しいデザインの方向性を示すことになる。

画像: 日産EVラインナップの頂点に立つアリアは今後の日産車のデザインを象徴するモデルでもある。

日産EVラインナップの頂点に立つアリアは今後の日産車のデザインを象徴するモデルでもある。

そしてインテリアの特徴はその広さだ。新開発されたEV専用プラットフォームを採用することで、クラストップレベルの広い室内空間を実現している。Cセグメントのボディサイズに対して、1ランク上のDセグメント相当の空間を確保した。

デザインは日本語の「間(ま)」をキーワードに、最新テクノロジーと高い実用性を融合。シンプルでありながら、上質さと快適さを両立させる空間を創造している。

1モーターの前輪駆動と2モーターの四輪駆動

パワートレインとバッテリーは4種類を用意した。2種類のバッテリー容量と、2種類の駆動方式を組み合わている。バッテリーは66kWhと90kWh。駆動方式は、1モーターの前輪駆動と2モーターの四輪駆動「e-4ORCE」となっている。

画像: パワートレインを4種類から選べることはユーザーフレンドリーと言える。

パワートレインを4種類から選べることはユーザーフレンドリーと言える。

この4種類のパワートレインを用意することで、ユーザーは、航続距離優先モデルからパワー優先まで、異なるキャラクターを選ぶことができるわけだ。

エントリーとなる66kWhの電池を積む前輪駆動車の「B6」グレードは、最高出力160kWで一充電走行距離が470km(WLTCモード)。前輪駆動の90kWhのバッテリー搭載車は、最高出力178kWに一充電走行距離610kmとなる。

四輪駆動「e-4ORCE」の66kWhバッテリー搭載車は、最高出力250kWで一充電走行距離は430km。そして四輪駆動「e-4ORCE」に90kWhバッテリー搭載する最強モデルは、最高出力290kWで一充電走行距離は580kmとなっている。

ただし、現在のところはエントリーとなる66kWh×1モーターの前輪駆動の「B6」グレードのみの販売となっている。

画像: 各種ディスプレイはほどよい大きさで全体的に落ち着いた雰囲気をもつインパネまわり。

各種ディスプレイはほどよい大きさで全体的に落ち着いた雰囲気をもつインパネまわり。

【日産アリア B6 2WD 主要諸元】
型式:ZAA-FE0 寸法:全長4595×全幅1850×全高1655mm(プロパイロット2.0装備車は全高1665mm) ホイールベース:2775mm 車両重量:1920kg 乗車定員:5名 最小回転半径:5.4m 電力量消費率:166wh/km(WLTCモード) 一充電走行距離:470km(WLTCモード) 電池総電力量:66kWh モーター:最高出力160kW(218ps)/5950〜13000rpm 最大トルク:300Nm/0-4392rpm 駆動方式:前輪駆動 車両価格:539万円 CEV補助金:85万円

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