2023年7月14日、日本新聞販売協会、三菱オートリース、ラストワンマイルソリューションは、新聞配送時に電動バイクを活用するため、ツバメ・イータイム製の「BIZMO II-S」を最初の導入モデルとして、全国の新聞販売加盟店舗を対象に無償貸し出しを開始したと発表した。
朝夕のエンジン音は過去のものに
全国の新聞販売加盟店舗に無償で貸し出される電動バイクは、家庭用コンセントで充電できるタイプで充電時間は7時間。航続距離は150キロ、速度55km/h仕様のモデル。今後、aidea社の電動バイクも追加される予定となっている。
今回の実証実験において、三菱オートリースは日本新聞販売協会に同電動バイクのリース調達を支援すると共に、日本ロードサービスと協業してメンテナンスサービスを提供する。
日本新聞販売協会によると、「10年程前に電動バイクを導入した店舗があったが、当時は走行距離が短く、故障ばかりで使い物にならなかった。5年程前から今回の導入実験でも用いられる電動バイク(BIZMO II)を使っている店舗があると聞き試乗したところ、感触が良かったため今回の事業を開始した。現在5台の電動バイクが1カ月走っており好評だ」という。
早朝、新聞配達バイクのエンジン音で朝を感じる時代がもうすぐ終わりを迎えるのかもしれない。
車両の詳細
貸し出される車両はツバメ・イータイム製の「BIZMO II-S」で、荷台がフラットな形状をしているため荷物を積載した際の安定性が高く、デリバリーで活躍する大きなボックスを取り付けることができる仕様になっている。
モデル:株行会社ツバメ・イータイム BIZMO Ⅱ-S
貸し出し期間:1店舗一か月程度
貸し出し可能台数:5台(順次増車予定)