「人とくるまのテクノロジー展 2023」に足を運んだところ、スマートモビリティ関連の展示の中に懐かしの電動8輪車エリーカを開発した「東京R&D」が、かつて販売していたライトウェイトスポーツカー「VEMAC RD 200」があった。聞けばエリーカと同じ時期に開発されたクルマとのこと。一体どんなクルマなのだろうか。
日本×イギリスのハーフスポーツカー
「VEMAC RD 200」は、東京R&Dが2004年に発売したスポーツカーだ。ホンダ製2.0L水冷 直4 i-VTEC K20Aエンジンを横置きに搭載しており、シフトレバーが右にあるのが大きな特徴となっている。これは車体剛性を確保するためにサイドシル部分が太くなったため、そこにトランスミッションを置いたということらしい。
車重は890Kgと非常に軽量で、220psを8000rpmで発生させるため、運動性能、加速性能に優れている。価格は867万3000円。
開発は、東京R&DとイギリスのVEMAC社で行われており、ブリティッシュライトウェイトスポーツカーの王道をいくデザインをしている。
ちなみに、VEMAC(ヴィーマック)という名前は、車両開発に関わったヴァーノン氏(VErnon
)、東京R&D社長の小野昌朗氏(MAsao)、レーシングドライバーのクリス・クラフト氏(Chris)に由来しているそうだ。
全長/全幅/全高 | 3970/1720/1100mm | シャシー | 鋼管スペースフレーム |
ホイールベース | 2400mm | ボディカウル | グラスファイバー |
車両重量 | 890kg | サスペンション | F&R ダブルウィッシュボーン |
乗車定員 | 2名 | 車高、減衰力調整式ダンパー | |
エンジン形式 | 直列4気筒 DOHC iV-TEC | トランスミッション | 6速 右側シフト |
総排気量 | 1998cc | ブレーキ | AP 4Pods |
内径 x 行程 | 86.0 x 86.0mm | タイヤ | F 205/50R16 |
圧縮比 | 11.5 | R 225/45R17 | |
最高出力 | 220ps/8000rpm | ||
最大トルク | 21.0kgm/7000rpm |