スズキが新車サブスクリプションサービス、「スズキ定額マイカー7」を発表。2023年2月1日よりサービスを開始した。スズキとして初のサブスクとなるが、利用料金には、車両代やメンテナンス代、税金だけでなく、自動車保険やETC車載器も含まれている。

あらゆる料金が込み込みで手間いらず

「スズキ定額マイカー7」は7年分の費用(車両代金/登録諸費用/車検時含む点検費用/オイル交換/各種税金/自動車保険など)をまとめて月々定額払いとするが、5年(60か月)経過以降は、中途解約金免除でスズキの新車に乗り換えできる特約が用意されている。また、自動車保険やETC車載器も含まれるのも魅力だ。

対象車種は軽自動車が「スペーシア」、「ハスラー」、「ワゴンRスマイル」、「ラパン」、登録車が「ソリオ」で、スズキの人気モデルばかり。自動車保険は年齢条件のない「サブスクフリート保険」と、年齢条件のある「リースカー専用保険」の2種類が用意されており、年齢や等級により有利な方を選べるようになっている。

リース期間が終了した場合、「スズキの新車に乗り換え」、「車両を返却」、「そのまま乗り続ける」が選べる。

支払い例として、「ハスラー HYBRID X」を22歳の人が初めてのマイカーとして利用した場合、月々の支払は3万6630円となる。銀行オートローン(実質金利5.0%の7年・84回払いで登録後にかかる費用をすべて含む)と比較すると、スズキの試算では「スズキ定額マイカー7」の総支払額は307万6920円で、銀行オートローンの場合は327万6000円となり、約20万円ほどサブスクの方が安くなるという。

画像: 7年の満期を待たず、5年経過後に新車に乗り換えるのが“お得”と言えそうだ。

7年の満期を待たず、5年経過後に新車に乗り換えるのが“お得”と言えそうだ。

ただし、サブスクの場合はクルマを返却しなければならないので、仮に約20万円で買取をして乗り続ければ、ローンを組むのと同じことになる。

一概にどっちが有利不利とは言えない部分もあるが、自動車保険料が高くなりがちな人やクルマを維持するための手続きがいろいろと面倒だと思う人、金銭的な計画を長期にわたってしっかり立てたい人にはサブスクがおすすめと言えるだろう。

また、7年の満期ではなく、5年で解約して新車への乗り換えができる。これは「スズキ低額マーカー」の大きなメリットだろう。“スズキ初”のサブスクということで意気込みの感じられるサービスだ。(文:鈴木健一)

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