トヨタ自動車は2019年10月から「TOYOTA SHARE」と「チョクノリ!」というサービスを行っていたが、2023年2月1日にこれを統合、よりユーザーフレンドリーなものに生まれ変わった。「モビリティカンパニー」を標榜するトヨタらしいユーザーサービスの再編成と言えそうだ。
レンタカーとカーシェアのいいとこどり
トヨタとトヨタ販売店、トヨタレンタリース店/ダイハツ販売などが実施していた「TOYOTA SHARE」と「チョクノリ!」が統合して、2023年2月1日より新「TOYOTA SHARE」となってサービスを開始した。
旧「TOYOTA SHARE」と「チョクノリ!」は、どちらもスマートフォンのアプリでクルマを貸し出すという2019年より始まったサービスだ。24時間365日受け付け可能であり、出発・返却の手続きは無人で行うことができる。
ただし「TOYOTA SHARE」は利用時間が「15分から72時間」で、「チョクノリ!」は「6時間から1か月」。つまり、「TOYOTA SHARE」はカーシェアであり、「チョクノリ!」はレンタカーと呼ばれるようなサービス内容だった。
そんな2つのサービスが統合されて、利用時間が「15分から1か月」にまで拡大したというわけだ。統合することでステーション数は、旧「TOYOTA SHARE」の全国約700と「チョクノリ!」の全国約540か所から、合計約1240か所に大幅増になり利便性が大幅に向上した。また、予約可能期間も3か月前から1分前までに拡大している。
利用できる車両は、ダイハツの軽自動車から、トヨタ/ダイハツのコンパクトカー、トヨタのSUV、セダン、ミニバン、バン、福祉車両まで幅広い。
レンタカーとカーシェアをあわせたサービスが、スマートフォンのアプリで簡単に利用できるというのが新サービス「TOYOTA SHARE」、様々なニーズに応えてくれそうで、魅力的なサービスと言えるだろう。