ブランド2社の協業で目指す「次世代レジデンスの創造」
「リビオシティ小倉中井 ウエストコート」はJR小倉駅から車で約9分の住宅街に位置する、全116邸の新築分譲マンション。事業主は全国規模で優れた実績を有する日鉄興和不動産、長谷工不動産の二社で、その二社が「次世代レジデンスの創造」というコンセプトのもとに手を携え、施工を手掛けたのが本建築となる。
ブランド2社による意欲作に相応しく、敷地内には居室の他に、壁面にアートを施したギャラリーラウンジ、子どもとともに過ごすことを目的としたスタディルームなどを設置。またそのサポートは防災やセキュリティ、通信および電気設備、宅配物やゴミ回収などに至るまで、生活全般におよんでいる。
駐車スペースにおいてもその理念は反映されており、駐車場は居住者の入出庫の便宜を鑑みて平置き式を採用し、車庫数は付置率128%となる149台分のスペースを確保。また来客者用の駐車場を別個に設け、エントランス横にはホテルライクな車寄せを配置。さらには洗車用スペースも設置するなど、快適なカーライフを過ごすための工夫が随所に凝らされている。
共用区画への「WeCharge」設置の背景
この度発表された「WeCharge」のスマートコンセント設置もその一環であり、駐車場内のスライドゲートのそばにEV充電用200Vスマートコンセント7口を設置した、EV充電専用の区画が設けられている。
今回の事例のように、共用となる区画にEV充電器の設置を行っても、充電費用の負担に関する問題が生じないのは、「WeCharge」が実利用者に対しての従量課金制を採用しており、利用者に対してもライフスタイルに合わせた料金プランを選択可能としていることと、決して無関係ではないだろう。
マンションへのEV充電設備導入の際、避けて通れないのは、EV充電の利用者と非利用者による費用負担の不平等感の解消、フェアな利用料金のシステムの確立だ。そういった意味において、マンション共用区画内でのEV充電という状況下において「WeCharge」が採用されたのは、同サービスの内容が施工者から一定の評価を得たため、と判断しても差し支えないだろう。
物件、EV充電設備概要
物件名称:リビオシティ小倉中井 ウエストコート
所在地 :福岡県北九州市小倉北区中井四丁目2-24(地番)
総戸数 :116戸
駐車場 :敷地内 149台(平置き駐車場)
竣工予定 :2025年6月下旬(予定)
引渡予定 :2025年7月下旬(予定)
EV充電設備:7口(3kW出力・定格200V/20Aコンセント)
事業主: 日鉄興和不動産株式会社、株式会社長谷工不動産
物件ウェブサイト :https://livio-kokuranakai.jp/