2024年8月1日、OpenStreet株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:工藤智彰、以下「OpenStreet」)は、東京都東久留米市(市長:富田竜馬、以下「東久留米市」)と「東久留米市シェアモビリティ事業の実施に関する協定」を締結し、2024年8月1日からシェアサイクル「ハローサイクリング」のサービスを開始することを発表した。

協定締結の背景

OpenStreetは、「移動をもっと楽しく、自由に。」をミッションとして掲げ、どこでも借りられて好きな場所で返せる電動アシスト自転車や電動サイクルなどのシェアリングサービス「ハローサイクリング」を25都道府県で展開、約8,600カ所以上にステーション(駐輪場)を設置しており、約350万人の利用実績を有する。また公共自治体との協定締結の実績は123に及び、公有地へのステーション設置により、そのサービス網を拡大してきた。

東久留米市は、都心から近い立地でありながらも自然豊かで、様々な観光資源を有している。しかし、多くの観光資源が駅から遠く、また、公共交通機関のルート上での連続性がないことに加え、住宅街の一画にあることで専用駐車場がないことなどから、ラストワンマイルの交通手段が求められる状況であった。

そこで今回OpenStreetと東久留米市は、市内の回遊性向上や、近隣自治体との往来の利便性向上を図ることなどを目的として「シェアモビリティ事業に関する協定」を締結し、「ハローサイクリング」のサービスを開始することになった。

協定内容

今回締結された、連結協定の概要は以下の通り。

1.目的

双方の資源を有効に活用し、ICTを活用した全ての交通手段による最適な移動を一元的なサービスとして提供するMaaSの一環となる取り組みを行うことで、公共交通の機能の補完・代替や地域の活性化や観光振興などに資する、新たな都市の交通システムとしてのシェアサイクルの有効性および課題を検証する。

2.役割(一部抜粋)

東久留米市
・自転車の貸出及び返却場所でありステーションとして供用できる、
 市が所有・管理する公共施設、道路、公園その他の財産の確保
・本事業の実施に係る市内外の関係者との調整
・市民への周知及び広報
・ステーションにおける電源確保に関わる協力
・公用としてのシェアサイクル自転車活用の検討

OpenStreet
・施設および器材の整備、維持管理及び実施期間終了後の原状回復
・運営
・公有財産以外でのステーションの確保
・利用者への周知及び広報
・各種データの収集、整理並びに市への提供

ステーションの設置個所について

画像: ステーションの設置個所について

ステーションの設置個所については、東久留米市役所、ひばりが丘東けやき公園、下里本邑遺跡など市内の公共施設14カ所から運用をスタート。

なお「ハローサイクリング」のステーションは東久留米市の近隣となる東村山市、小平市、新座市、清瀬市などにも設置されているため、市を跨いでの移動も可能となっている。また、ステーションの設置個所は今後順次拡大していく方針であることも明らかにされている。

OpenStreetと東久留米市は、双方の資源を有効に活用し、ICTを活用した全ての交通手段による最適な移動を一元的なサービスとして提供するMaaSの一環となる取り組みを行うことで、公共交通の機能の補完・代替や地域の活性化や観光振興などに資する新たな都市の交通システムとしてのシェアサイクルの有効性および課題を検証していく、としている。

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