ドローンのバッテリー充電を自動化
ドローンは、近年点検や監視、物流などさまざまな分野で活用されており、 自動飛行など無人運用のニーズも高まっているものの、 現状ではバッテリー交換や交換に伴うケーブル接続時など、どうしても無人化できない運用工程が存在している。
ビー・アンド・プラスは、「ドローンが着地するだけで自動的に充電を開始できる」ドローン向けワイヤレス充電システムの開発に取り組んでおり、システムを搭載した産業用ドローンの実証実験を開始した。

ドローンに搭載される充電部は小型・軽量で、飛行性能への影響を抑えながら高出力の充電を可能にしている。
今回の実験で使用されたワイヤレス充電システムは、500Wの充電電力を持ち、ドローン着陸後に自動で充電開始する仕組みだ。ドローンが着陸すると自動でワイヤレス充電を開始し、充電完了後はいつでも飛行可能な状態で待機することを確認できたという。
【500W ワイヤレス充電システムの概要】
・充電出力:500W(25V/最大20A) / LIPO 6Sへの充電
・伝送距離/最大軸ずれ :20mm / ±50mm
・充電部重量:550g(単体)
自律飛行システムと組み合わせて完全無人運用の実現を目指す
ビー・アンド・プラスは、今回実証を開始したワイヤレス充電システムだけでなく、自律飛行システムの開発にも取り組んでいる。これら2つを組み合わせることにより、あらかじめ設定されたルートに従って飛行し、バッテリ残量が低下したら充電ステーションへ着陸、ワイヤレス充電完了後は再び自動でミッションに復帰する、という自動運用の実現を目指している。

これまで無人化できなかったバッテリー充電の自動化ができれば、ドローンの自律運用を実現できる。
【開発中の自律飛行システムの概要】
・AI認識機能:機体に前方・直下確認用カメラを搭載し、人・車・動物などを検知した場合には、自動で飛行停止などの飛行制御を実行。
・LiDAR:周辺環境の認識や障害物検知、高精度な点群データの生成による測量・地形解析を行う。
同社は、引き続きワイヤレス充電システムの信頼性を検証するとともに、自律飛行、AI画像認識、LiDARを組み合わせた、より安全で高機能な自律運用システムの構築を進める方針だ。
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