三輪電動キックボードを用いた「立ち乗り巡回」の実証
ストリーモは、三輪電動キックボード「Striemo(ストリーモ)」の開発・販売を手掛けているベンチャー企業だ。
同製品には、三輪構造と独自開発のバランスアシストシステムの組み合わせにより、停止時には自立するほか、二輪の電動キックボードではバランスを保ちにくい1〜2km/h程度の超低速域でも、ふらつかずに安定走行できるという特長がある。

バランスアシストシステムの概要。車体の前後で異なる動きをすることにより、ふらつきを防止している。
こうしたメリットを活かして、個人利用以外にも、レンタル(シェアリング)や物流倉庫における業務用車両として事業者での導入の動きが広がっているようだ。

大阪・関西万博で消防活動支援に貢献していた。
セコムは、契約先への迅速かつ定期的な訪問業務において、日々の移動手段の確保が課題となっていた。とくに大都市部において、四輪車や原付バイク用の駐車スペースの確保が難しく、移動におけるタイムロスが生じていた一方で、自転車や徒歩での移動は、近年の猛暑の影響により警備員の熱中症リスクや身体的疲労を高めるため、「駐車場に困らず、かつ身体的負荷の少ない」新たな移動手段が求められていたという。
今回の電動キックボード「ストリーモ」導入実証では、
保管場所・駐車スペースの課題をクリア:コンパクトな設計により、都市部の狭い場所でも運用しやすく、スムーズな現場到着を実現。
・隊員の疲労軽減と安全確保:自転車のようにペダルを漕ぐ必要がないため、夏場の業務における体力消耗を大幅に軽減。
・独自の安定性:特許取得済みのバランスアシストシステムにより、極低速でもふらつきにくく、周囲の歩行者や交通環境にも配慮した安全な移動が可能。
といったアドバンテージの発揮が期待されており、乗り降りのしやすさというストリーモ独自の利点を生かした活用方法がないか、ほかの観点でも検討を進めているようだ。

低速走行でも高速走行でも安定して運転できる。
三輪電動キックボードが業務用移動手段として普及していくことになるのか、今後の展開にも注目である。
【関連記事】ストリーモに試乗してみた
【関連記事】ストリーモは大阪・関西万博会場でも導入実証が行われていた



