地上文化(伝統工芸品・特産品など)を月面に輸送し保管するサービス
2025年11月、ispaceとJALグループ3社(JAL、JALUX、JALエンジニアリング)は、月面輸送および運航分野での協業検討を目的とした覚書を締結している。

ispaceが次回の打ち上げで使用予定の月着陸船「ULTRA」にペイロードを搭載する。
今回は、その具体的な事業展開の第一歩として、JALUXとispace間で、2028年に予定されているispaceの月面着陸ミッション「ミッション3」におけるペイロード輸送サービス契約を締結し、日本航空(JAL)およびJALUXは、2026年5月27日から一般企業や自治体向けにペイロード輸送枠の販売を開始した。
JALグループは、同事業を「ARGO PROJECT(アルゴ・プロジェクト)」と名づけた。かつて存在した大帆船の星座「アルゴ座」をモチーフに、「次世代へ受け継ぐ方舟(Ark Relaying for Generations Onward)」というコンセプトのもと、人類の活動圏が月面に広がる未来を見据え、地球の文化や人々の営みを後世へ継承することを目指している。
近年の地球上では気候変動や災害、紛争などにより、貴重な文化や人々の営みが突如として失われてしまうリスクがあるため、地球環境の影響を受けない月面という特別な環境で文化を保護・保存する取り組みだ。

月面に伝統工芸品や特産品(自治体)、現代を象徴する製品(企業)を輸送し、保管するプロジェクトだ。
JALUXは専用の月面輸送ボックス「Möbius Ark(メビウス・アーク/メビウスの方舟)」の開発・搭載品の募集を担当し、JALは地域や企業と連携し、地域の特産品や企業を代表する製品など現代の文化を反映した品々を募集する。これらの品々は「メビウスアーク」に格納し、ispaceの月面着陸船によって月面に輸送される予定だ。ボックスのサイズは約20×20×10cmで、内部は区画分けされ、月面環境に耐える素材で保護されるという。
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