2025年3月25日、Osaka Metro(大阪メトロ)は2025年大阪・関西万博に向けたキャッシュレス・チケットレス改札の取組みの一環として、ウォークスルー型顔認証改札サービスを開始する。
26時間券、48時間券など「観光客向けチケット」が対象
顔認証改札機は大阪メトロ全134駅中130駅に設置されており、「e METRO」アプリで購入できるデジタル乗車券と事前に同アプリに登録した顔情報を紐づけることで、改札機をウォークスルーで利用できるようになる。
顔認証改札機が導入されないニュートラム ポートタウン西駅、南港東駅、南港口駅、平林駅の4駅、あるいは同改札機のない改札口では、紐付けたQRコード乗車券を改札機の読み取り機にかざすスタイルで代替されるという。

マスクやサングラスなど顔を隠すウエアは、ウォークスルー型顔認証改札の通過前に外しておく方が良いだろう。
適用対象となるデジタル乗車券は、「Osaka Metro 26時間券」、「Osaka Metro 48時間券」など一部の乗車券で、ICカードや定期券は対象外。実質的に万博を見据えた「観光客向けサービス」として提供されることになる。
顔認証用カメラは常時稼働しているものの録画はしておらず、ユーザーの顔を認識した時点で、鼻や目などの特徴を特徴量データに変換して数値化、認証サーバーと照合するシステムを採用する。この特徴量データは照合確認後に破棄するため個人情報は保護されているというので、安心して利用できるだろう。
ちなみに、マスクやサングラスなどの装着品はあらかじめ外しておくことで、よりスムーズに通行できるとしている。