日本中どこでも登れる最強の登坂能力を誇る
アメリカンルックな「COSWHEEL」ブランドやエントリー向けの「RICHBIT」ブランドなどの電動モビリティ製品でお馴染みのAcalie(アカリエ)は、「RICHBIT」ブランドだけでも特定小型原付を累計1万台以上販売しているこの分野のエキスパートだ。そんなAcalieが新ブランド「EVEREST XING(エベレストエクシング)」を立ち上げ、特定小型原付最強レベルの電動キックボードを販売開始した。
ブランド名は「EVEREST:世界最高峰の山、XING:「X」=未知、ING=挑戦し続ける」を表現しており、Acalieが電動モビリティ事業者として持つ「飽くなき情熱」を込め、最高峰への挑戦を続けるという意気込みが込められている。
今回、第一弾製品として発売が開始された「EX15 PRO」は、特定小型原付の制限ギリギリとなる600Wのハイパワーモーターを搭載し、なんと最大登坂能力47%(理論値)を実現しているというから驚きだ。ちなみに体重58kgで38%の勾配の走行までは公道で実測済みだそうで、日本最強の勾配を誇る激坂「暗峠」も条件次第でクリアできるかもしれない。
また、スマートフォンと車体をBluetoothで連携し、スピードの調整など専用APPを通じてコントロールすることができる。セキュリティ面でも、APP操作により電動モビリティをロックし、レバー操作が不可+パスワードを設定することにより二重ロックが可能となるシステムを採用している。
さらに、前後サスペンション、前後ノーパンクタイヤ、後輪にはディスクブレーキを装備し、IPX5防水性能を備えているため雨中の走行も可能と、快適な乗り心地と安全性にも配慮されているところも嬉しい。
気になる価格は600W 48Vモデル(登坂能力47%)の「EX15 PRO」が15万1800円、600W 37Vモデル(登坂能力27%)の「EX15」が11万8800円と、スペックを考えればリーズナブルな設定と言えるだろう。
航続距離もエントリーモデルの電動キックボードの約2倍と言える50kmを確保しているため、普段使いからレジャーまで幅広い用途で活躍してくれそうだ。
2023年7月1日に道路交通法改正で特定小型原付が誕生してからちょうど1年というタイミングで登場した「EX15 PRO」も人気車種となり、ハイエンドモデルのスタンダードとして普及していくことになるのか、今後の展開に注目したい。
【主要諸元 EX15 PRO】
全長×全幅×全高 :1200×580×1200mm
(折りたたみ時) :1200×580×520mm
重量 :23kg
耐荷重 :120kg
ブレーキ :ドラムブレーキ(前輪)/ディスク+電動ブレーキ(後輪)
歩道走行モード対応 :あり
バッテリー :リチウムイオン(48V・15Ah)
モーター :定格600W(最大1000W)
航続距離 :50km
充電時間 :7〜8時間
タイヤサイズ :10インチ
防水性能 :IPX5
本体価格 :15万1800円
【主要諸元 EX15】
全長×全幅×全高 :1200×580×1200mm
(折りたたみ時) :1200×580×520mm
重量 :23kg
耐荷重 :120kg
ブレーキ :ドラムブレーキ(前輪)/ディスク+電動ブレーキ(後輪)
歩道走行モード対応 :あり
バッテリー :リチウムイオン(37V・10.2Ah)
モーター :定格600W(最大900W)
航続距離 :35km
充電時間 :5〜6時間
タイヤサイズ :8.5インチ
防水性能 :IPX5
本体価格 :11万8800円