「誰もが使えるモビリティ」を目指し、開発が進む「ユニモ」

「LUUP」が目指す「全ての人々の移動課題の解決」の実現を目指し、開発が進む新車両「ユニモ」。その走行性能はもちろん、誰もが乗りたいと思えるデザイン等、外観にも工夫が凝らされている。
「ユニモ」は年齢・性別を問わず、誰もが利用可能な車両の提供を目指し、Luupが開発を行っている三輪・小型のユニバーサルカー。
Luupは、地方・都市を問わず深刻化しつつある地域交通の空白問題と、それに伴う運転手不足という根本的な課題の解決を目指し、マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」を展開しており、現在、そのサービス対象エリアは17都道府県の合計73市区町村、また提供車両数は約5万台、ポート数は16,800ヶ所以上に及ぶ。
しかしながら、現在「LUUP」のサービスが普及しているのは20~50代に留まっており、マイクロモビリティのシェアリングが地域の交通課題を解決するサービスとして普及するには、「交通弱者」とされる高齢者も含む、あらゆるユーザーが安心して利用することが可能な、安全性の高いモビリティ車両の提供が課題となっている。

「ユニモ」にはアイシンの「リーンアシスト制御」技術を搭載。速度やハンドルの動きに合わせて、車両に内蔵されたモーターが車体の傾きを自動でアシストする事により、従来の小型三輪車では困難であった、カーブ走行時の安定したバランス制御を実現している。
その課題の解決を目指し、Luupが技術パートナーであるアイシン、デザインパートナーであるGKダイナミックスと共に開発を行っている車両が「ユニモ」だ。
その名称のとおり、誰もが乗りやすい“ユニバーサル”な“モビリティ”として設計されている同車の最大の特徴は、車速とハンドル角に応じて車体の傾斜角を自動制御する「リーンアシスト制御」で、コーナリング時に車体傾斜の引き起こしをアシストし、筋力や体幹の弱いユーザーであっても倒れずに走行を続けられるようになっている。
また、停止時には自立し、足をステップボードから下ろさずに信号待ち可能かつ発進時の蹴り出しが不要な上に、スロットルレスポンスや加速も穏やかに設定されるなど、乗り手に優しい仕様となっており、シニアを含む全年齢向きの「新たなモビリティ」として注目されている。
シニア層向けの試乗会で、「ユニモ」の安全性を検証
そんな「ユニモ」に一般ユーザーが試乗する機会となったのが、今回開催された宇都宮市での高齢者向け試乗会である。

宇都宮市オリオン市民広場で行われた試乗会の様子。試乗にあたっては、車両の傍らにLuupのスタッフが常に付き添い、安全を確保した上で実施された。
試乗会は宇都宮市の繁華街の中心に位置する催事スペース「宇都宮市オリオン市民広場」で実施され、対象となったのは50代~80代の男女。参加者は乗車方法のレクチャーを受けた後に、安全確保のためのスタッフの付き添いのもと、「ユニモ」に乗車して既定のコースを周回。また特に希望する参加者には、同社の電動シートボードおよび電動キックボードが提供され、「ユニモ」との比較試乗も実施されたという。
試乗は制限時間制で行われ、約20名が参加。乗車後には今後の開発へのフィードバックを目的としたユーザーヒアリングが行われた。Luupは今回の試乗会を嚆矢として、2026年12月より複数の地域で「ユニモ」のコンセプトモデルを使用しての実証実験を⾏い、シェアリングサービスへの本格導⼊を検討していく予定とのことだ。
「ユニモ」の社会実装にあたっては、さらなる安全性の向上や自動運転技術の搭載といった技術的課題や、車両の量産体制の確保など多くの検討事項があるとのことで、今後の実践投入にむけた道筋は未だ不透明な状況にあるようだが、「ユニモ」はマイクロモビリティのシェアリングサービスに大きな変革をもたらす可能性を秘めた車両であるだけに、今後の動向が注目されるところだ。
「『ユニモ』高齢者向け試乗会」開催概要
■日時
・2026年3月17日(火)
■会場
・宇都宮市オリオン市民広場(栃木県宇都宮市江野町8-3)
■開催スケジュール
・12:00~12:45 試乗会(1部)
・12:45~13:30 試乗会(2部)
・13:30~14:15 試乗会(3部)





