2025年1月22日、三洋貿易株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社⾧:新谷正伸、以下「三洋貿易」)は、EVやPHEVに搭載される駆動用のバッテリー(以下「EVバッテリー」)の劣化度合いを短時間で簡単に診断できるバッテリー診断機「EverBlue Drive ETX010」の予約受付を開始した。

膨大なデータを基に、EVバッテリー診断の「統一規格」を構築

EVに搭載されている駆動用バッテリーがどれほどの性能を残しているのか、その健全性を測る方法はこれまで複数存在しており、また統一規格が存在しないため測定結果を一律に比較することが困難だった。

EVバッテリーの健全性を測定できる機器自体も少なく、わずかに存在する製品も大きさ・重さ・価格・測定時間のいずれかに課題を抱えているなど、EVバッテリー診断機の普及を阻害する要因となっていたという。

そこで三洋貿易は、各自動車メーカーの車両を分解・解析して培ってきた膨大なデータをベースとして、2017年から独自のアルゴリズムを構築した。そのアルゴリズムをもとに、CHAdeMO充電口を備えた日本仕様のEVおよびPHEV全車のバッテリー状況を横断的に測定・比較できる「EverBlue Drive」シリーズを開発。今回発売された「ETX010」はシリーズ1作目という位置付けとなる。

「ETX010」の特徴

画像: 診断方法は充電口に機器を差し込むだけ。またアプリによって測定データを管理・活用することも可能だ。

診断方法は充電口に機器を差し込むだけ。またアプリによって測定データを管理・活用することも可能だ。

「ETX010」の特徴は主に7つある。

・CHAdeMO充電口を備えた、日本仕様のEV、PHEV全車に対応
・同社独自の解析に基づき、各車両のバッテリー状況の相対的な比較が可能
・急速充電口(CHAdeMO)に挿すだけの簡単操作
・短時間(約30秒)でバッテリーの劣化度合いを推定
・重さは750gで、ハンディタイプゆえの取り扱い易さ
・専門知識がなくとも利用できる
・スマートフォンやタブレット用のアプリでデータ管理ができる

三洋貿易は本製品の活用により、いまだ後進的である日本国内の中古EV市場を活性化させるとともに、EVバッテリーのメインテナンスやエコサイクル確立に貢献することで社会に新しい価値を提供していくとしている。

「ETX010」製品概要

■名称:高速バッテリー診断機ETX010(EverBlue Driveシリーズ)
■価格:19万5800円(税込/アプリ・システム利用料別)
■予約受付開始:2025年1月22日
■販売場所:特設サイト(https://everblue-drive.com/)

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