2026年5月、OpenStreetとLimeが相互ポート連携を開始する。都内の主要駅周辺の一部ポートで開始し、順次拡大予定だ。また、Limeは電動アシスト自転車「LimeBike(ライムバイク)」の提供も開始する。

Limeは電動キックボードを全廃し、電動スクーターとアシスト自転車を提供

Limeは世界最大級の電動モビリティシェアサービス。2024年8月の日本上陸以降、電動キックボードと電動スクーター「Limeラクモ」を提供してきたが、2026年春に電動キックボードを廃止し、提供車両を電動スクーターに一本化していた。

今回発表された電動アシスト自転車「LimeBike(ライムバイク)」は、新開発の最新モデルだ。従来、海外で提供されてきたモデルと比べ、より機能的になっているようだ。

画像: 前カゴは前後に長いタイプ。深さがあるため走行中に荷物がこぼれ落ちにくくなっている。

前カゴは前後に長いタイプ。深さがあるため走行中に荷物がこぼれ落ちにくくなっている。

【従来モデルからの変更点】
・タイヤサイズ:26→20インチに小さくし、タイヤを太く、厚くすることで乗り心地を向上。
・スマホホルダー:ゴムバンドからワンタッチホルダーに進化
・ハンドル:ハンドルの先端のグリップを人間工学設計で握りやすい形状に
・メーター画面:現在地が駐輪可能なエリアかどうかを表示
・ワンタッチレバー:サドルの高さを簡単に調節可能に
・車体後部:ボックスやチャイルドシートの設置もできる汎用設計

このほかにも、ハンドルを自動で中立ポジションに引き戻してくれるバネの搭載、軽い力で操作できるサイドスタンド、深さのある前カゴなどを装備しており、機能性に対する細かな配慮が見られる。

また、タイヤのサイドウォールの白線部分には光を反射する素材が使用され、夜間走行時の被視認性がアップしている。

画像: タイヤのサイドウォールにある白線は反射材だ。夜間走行で車道を横断する際、円形に反射するためドライバー目線でもすぐに自転車だとわかるようになっている。

タイヤのサイドウォールにある白線は反射材だ。夜間走行で車道を横断する際、円形に反射するためドライバー目線でもすぐに自転車だとわかるようになっている。

ちなみに、同社は2017年から自転車の提供を始め、今回のモデルは第5世代に相当する。担当者いわく、世界最大級のシェアモビリティサービスで資金面に余裕があり、かつソフトウエア、ハードウエアともに完全自社開発しているため、利用者目線での徹底したこだわりを反映できるのだという。

定期利用者向けのサブスクプランを展開

Limeの通常利用料金は、基本料金の100円に加えて、最初の15分90円、それ以降は20円/分の時間料金がかかる仕組みだ。

また、観光客を想定したプラン「LimePass」では、60分:700円(使用期限3日)、160分:1780円(使用期限7日)、300分:2980円(使用期限30日)のバンドルを提供している。

今回は、定期利用者向けに新プラン「LimePrime(ライムプライム)」が登場し、住民の日常の足として使えるようになった。月額999円を払うことで、毎ライドごとの基本料金がなくなるため、短距離・高頻度の利用が多い人におすすめのプランである。

画像: ライムプライムは定期利用者向けのお得なプランである。

ライムプライムは定期利用者向けのお得なプランである。

【ライムプライムの概要】
月額料金:999円
利用料金:5分以内は45円、20分まで90円、20分超過後は21円/分
車両予約:利用30分前から予約可能に(通常プランでは10分前まで)

ハローサイクリングとLime間でポートの相互乗り入れが可能に

オープンストリートは、シェアサイクル事業「ハローサイクリング」を通じて、全国1万3700カ所のステーション、5万0800台の自転車を展開し、都市郊外や地方部において地域に根ざしたシェアリングサービスを提供している。

一方、Limeは世界約30カ国でシェアリング事業を展開し、累計10億回以上の利用実績と欧米豪を中心に幅広いユーザー基盤を有する。

つまり、ハローサイクリングは国内利用者と国内ポート設置数に強みを持ち、Limeは訪日外国人の集客が見込めるのである。

両社は2025年9月に提携を発表し、今回、2026年のゴールデンウイーク明けから、一部ポートにおける相互乗り入れを開始し、連携対象ポートにおいて乗車・返却できるようになる。

画像: Limeとハローサイクリングがポートを共有する様子。エリアを気にせず、自分好みのサービスを利用できるようになるとシェアサイクルの利用がより身近になっていくことだろう。

Limeとハローサイクリングがポートを共有する様子。エリアを気にせず、自分好みのサービスを利用できるようになるとシェアサイクルの利用がより身近になっていくことだろう。

対象エリアは、池袋・浅草・下北沢・二子玉川・恵比寿など、主要駅周辺の一部ポートにとどまるものの、将来的には全国に拡大していくとしている。ちなみに、現時点ではLimeアプリではLime車両のみ、HELLO CYCLINGアプリではHELLO CYCLING車両のみ利用可能だ。

なお、段階的なアプリ連携の拡大も予定しており、HELLO CYCLINGアプリからLimeBikeを利用できるようにするなど、サービスをまたいだ利用の実現も目指しているという。

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