「mibot」の次フェーズを見据え、日暮里に構えられた新拠点
2024年1月の試作車の完成以降、着実にステップを積み重ね、2025年12月末の初期ロット車の納車を目指しての調整が進む超小型EV「mibot(ミボット)」。今回の東京オフィスの開設は、「mibot」の実車デビューを控え、車両の量産および事業の拡大という、新たなフェーズに移行することをにらんで行われたものだという。

「KGモーターズ東京オフィス」の見取り図。室内には「mibot」の実車とスタッフの仕事場、商談スペースが配置されている。
オフィスへのアクセスは、JR・京成日暮里駅から徒歩約3分。室内には「mibot」が展示されており、実車を眺めながら商談や面談ができる環境が整備されている。
東京オフィスで目指す、事業の推進と人材の確保
KGモーターズにより示された東京オフィス開設の目的は2点。事業推進を目的としたステークホルダーとの関係強化と、新規の人材の獲得だ。
今後、KGモーターズが事業を拡大するにあたり求められるのは、官公庁や自治体との関係の構築や
調整作業、事業投資のために必要となる資金の調達だという。それらの活動をスピーディに展開していくためには、官公庁の本庁が設置され、また主要企業の本社が集中する東京に事業拠点を持つことが必要不可欠であったという。今回の新オフィス開設にともない、関係各者と密接なコミュニケーションを取り、業務を迅速に推進していくことが可能となった。
また、企業・官公庁との各種調整、事業資金の獲得にあたっては、それぞれの業務にまつわる豊かな経験と優れたスキルを有する人材が不可欠だ。今後それらの役割を担う事となる東京オフィスでは、首都圏を中心に事業開発、CFO(最高財務責任者)などの人材面の強化に乗り出す。
加えて、事業開発・ファイナンス・ソフトウエアの3者を連携させての事業拡大こそが理想的と考えている同社は、ソフトウエア部門の人材の拡充も必要な課題と認識しており、合わせて車両制御、クラウドのデータベース、AIや自動運転等の開発を託せるエンジニアの募集も合わせて行うという。
東京オフィス開設記念を兼ねた、採用イベントを開催

8月26日に開催される「mibot× SDV開発 採用イベント」の告知画像。東京オフィスでのスタッフ採用第1弾は、ソフトウエアエンジニアを対象として行われる。
そういった背景に基づいて行われるのが、8月26日(火)に開催されるソフトウエアエンジニア向け会社説明会イベントだ。「mibot×SDV開発 採用イベント」と銘打たれた同イベントは、mibotの中核的な価値であるソフトウエア基盤の設計・開発に寄与できる、人材の確保を目的として開催されるという。
イベントのプログラムとしては、代表取締役CEOの楠 一成氏による会社紹介、各担当者による「mibot」のソフトウエア開発、今後のビジョンなどが語られる他、KGモーターズのスタッフを交えての懇親会が開催される予定だ。
KGモーターズは、今後広島本社を量産拠点、東京オフィスを事業拠点と位置づけ、両輪体制で事業のスピードと質を高めていく、としている。
「KGモーターズ東京オフィス」概要
■所在地
〒116-0014
東京都荒川区東日暮里6丁目59−5
■開設日
2025年7月29日
■主な機能
・ソフトウエア開発
・アプリ開発の都市拠点BizDev
・資金調達
・アライアンス活動のハブ
・採用面談
・商談スペース(mibot実機展示あり)
「mibot × SDV開発 採用イベント」概要
■開催日
・2025年8月26日(火)
■時間
・18:30〜20:30(18:00開場)
■対象者
・ソフトウェアエンジニア(実務経験3年以上)
■応募要項
KGモーターズ公式サイトの採用情報を参照
■応募方法
エントリーフォームに所定事項を記入
■申込締切
・2025年8月22日(金)23:59まで



