回を追うごとに規模を拡げる、地図業界最大規模のイベント。
「ジオ展」は、地図や位置情報を活用したソリューションの導入や、地図業界への就職希望者を対象として、2016年から始まった業界活性化イベントで、今回が第10回の開催となる。
2024年に行われた「ジオ展 2024」の様子。平日にもかかわらず、当日は多くの来場者で賑わった。
2024年4月24日（水）に開催された「ジオ展 2024」は、出展企業・団体は50、来場者数も1000人以上と過去最大の数値を記録。注目度が年々高まっていることを受け、2025年は会場を大手町三井ホールへと移して規模を拡大、記念すべき10回目の開催を盛り立てる。
また、これまではマップボックス、MIERUNEの2社による共催であったが、今回は新たに主催社にアドソル日進が加わり、3社による共催となる。各々違った視点から業界をリードする3社の共催によって、対象ジャンルを防災・モビリティ・AI・マーケティングなどにも拡げ、ジャンルに区切りをつけず、幅広い視点から新たな「地図」の可能性を探るイベントとしての位置付けをめざす。
会場の変更・拡張にともない、出展企業（枠）数も前回の50枠から65枠へと拡大し、新たな企業・団体の参加を募る。出展の申込は4月1日（火）より公式サイト内で開始され、定数に達し次第締切となる。
さまざまなアプローチからの「地図」の最先端の情報に触れる
同イベントでは一般企業だけではなく、大学の研究室や一般社団法人、同好サークルなどの非営利団体からも出展を募っている。特に非営利団体に対しては、出展料や会場内でのプレゼンテーションといった、本来であれば有償のメニューが無償で提供されており、その活動内容や成果を周知するための、絶好の発表の場となるはずだ。
このように非営利団体に対する垣根をさげ、あまねく出展を促すことで、企業や学術機関、愛好家などさまざまなアプローチからの「地図」の最新情報に触れられるようになる。こうした展示内容の多彩さこそ、「ジオ展」が成長を続けている最大のポイントといえそうだ。
また参加者の層の豊かさ、そして人と人との距離感の近さゆえに、ジオ展は「交流の場」にもなっているという。業種の異なる出展者同士はもちろんだが、学術機関や愛好家など、普段は交わる機会が少ない層だからこそ、目新しさを感じさせるコミュニケーションができる。参加した多くの人にとって、新たな「発見」と「気付き」を得られる機会なのではないだろうか。
一般参加者の入場は無料となっているので、興味のある人はぜひ足を運び、奥深い「地図」の世界を体感して欲しい。
「ジオ展 2025」開催概要
■開催日
2025年7月2日(水)
■開催時間
10:00〜17:00
■会場
大手町三井ホール（東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One 3F）
※地下鉄「大手町」駅 C4またはC5出口直結
■入場料
無料 ※入場には「Peatix」による事前登録が必要
■主催
ジオ展実行委員会
（マップボックス・ジャパン合同会社、株式会社MIERUNE、アドソル日進株式会社）
■協力
365y株式会社
■公式サイト
https://www.geoten.org/
マップボックス・ジャパン合同会社 会社概要
■代表者
最高経営責任者（CEO) ピーター・シロタ
■所在地（日本本社）
東京都港区⻁ノ⾨1-10-5 WeWork内
■設立
2020年3月10 日
■事業内容
・Mapbox Inc.の製品、サービスの日本顧客への再販事業
・Mapbox の製品をカスタマイズ及び機能拡張した地図関連のプラットフォーム事業
■公式サイト
https://www.mapbox.jp
株式会社MIERUNE 会社概要
■代表者
代表取締役 会長 朝日 孝輔、代表取締役 CEO 桐本 靖規
■所在地
北海道札幌市中央区大通西8丁目1番地8 F-60 3階
■設立
2016年6月1日
■事業内容
・ITや地理空間情報を活用した業務改善、開発のコンサルティング
・IT や地理空間情報に関する研修、講演会の企画運営
・Webサイト／Webサービス／ソフトウェアの企画、研究、開発
・データベースの企画構築解析支援やコンサルティング
■公式サイト
https://www.mierune.co.jp/
アドソル日進株式会社 会社概要
■代表者
代表取締役会長 兼 CEO 上田 富三
代表取締役社長 兼 COO 篠﨑 俊明
■設立
1976年3月13日
■所在地
東京都港区港南4丁目1番8号 リバージュ品川
■事業内容
・社会インフラ、先進インダストリー企業向け ICTシステム開発
・GIS：地理情報システム等を活用したDX、IoT ソリューションの提供
■公式サイト
https://adniss.jp/
