新星企業同士の二人三脚で目指す、商用車による脱炭素化の加速化
ZO MOTORSは、2023年7月に設立された日本発の次世代型エネルギー商用車メーカー。自社製造のEV駆動システムを採用して環境に優しく、価格的にも従来のディーゼルトラックに遜色ない製品を提供することで、ゼロエミッショントラックへのシフトを目指す新鋭企業である。
eMotion Fleetも2023年9月設立と歴史は浅いが、同社は、ドイツに2万3000台、国内に500台におよぶ商用EVの導入実績があるルクセンブルグの企業、B-ON(ビーオン)の日本法人代表メンバーが創立した企業であり、その実績・経験を下地とした商用EVの計画・導入・運用には一日の長がある。
今回の提携においては、上記のような両社の特性を活かし、乗用車に比して立ち遅れているトラックのEV化、カーボンニュートラル化を包括的に推し進めるという狙いがある。
伴走形式のサポートで、中小企業の脱炭素化を促進
両社の提供にあたって公表された、具体的な提携内容は下記のとおり。
1.中小企業向けEVトラック導入・運用プランの提供
ZO MOTORSのEVトラックに、eMotion FleetのEV導入支援サービスおよびEV運行・エネルギー管理システムを組み合わせたトータルソリューションを提供。中小企業の脱炭素化や運用効率向上を支援する。
2.中小企業を中心とした共同営業アプローチ
両社が連携して中小企業向けの営業活動を展開し、EVトラックの普及を推進する。
3.充電インフラとメインテナンス面での協力
EVトラックの安定稼働を支える充電インフラ選定やメインテナンス体制強化において、両社が連携してサポートを提供する。
4.データ活用による新規サービスの共同開発
両社が保有する車両やテレマティクスデバイスのデータを活用し、EV予防整備を含む新たなサービスの共同開発を進める。
EVトラックの普及が捗々しくない背景としては、EVの航続性や運用性、車両価格の高さなどがよく指摘されるところだが、その反面、用途・運用範囲が固定される商用車というジャンルにおいては、EV適性の高いフィールドが存在することもまた事実だ。
しかし、その適性が限定的であるだけに、EVの特長を活かすためには単に車両を投入するだけではなく、利用者それぞれの目的・用途に適したトータル的なプランのもとで、効率的に車両を運用することが求められる。そうした意味で今回の提携は、導入から運用にいたるまでのプロセスを伴走形式でカバーできるという意味において、大きな意義を持つといえるだろう。
今回の提携が両社の目指す「中小企業の脱炭素化」をどこまで促すことができるのか、注目されるところだ。
企業概要
企業名:ZO MOTORS株式会社
CEO・代表執行役社長:花田晋作
設立:2023年7月
本社所在地:東京都中央区銀座5-12-6 CURA GINZA9階
公式サイト:https://www.zo-motors.com/ja/
企業名:eMotion Fleet株式会社
代表取締役:白木秀司、デニス・イリッチ
設立:2023年9月
本社所在地:東京都新宿西新宿3-3-13 西新宿水間ビル6階
公式サイト:http://www.emotion-fleet.com